2013年2月26日火曜日

トランスフォーマー ジェネレーションズ TG-12 エアレイド。


本日のご紹介は、トランスフォーマー ジェネレーションズから、
TG-12 オートボット戦士 エアレイドです。



海外で既に発売されている、Generations Fall of Cybertron Air Raidをリペイントした
アイテムで、元を正せば、同じくGenerations Fall of CybertronのShockwaveのリデコアイテム
になります。そういった意味では国内版プライムのAM-29 ショックウェーブと似たような立ち位置ですね。

海外版のFoC Air Raidと比べると、全身の色が全く違い、かなり別人になっています。

ちなみに海外版はコチラ、AM-29 ショックウェーブはコチラ
レビューしています。

それでは続きからどうぞ。


まずはパッケージから。









パッケージイラストは、海外版のFoC Air Raidのものを色合いだけ変更して流用しています。

プロフィールは次のようになっています。

「激しい戦争の中でも、エアレイドは空中に浮かびながら、サイバトロン星の景色を眺める喜びは
決して忘れていない。広大な鉄の大地や錆色のラスト・シーに気を取られる彼は射撃の腕は実に
酷いものの、高火力の主砲で弾をばら撒くことで敵の足止めができる。この命中率の低さを補う
ため、パーセプターが開発した合体武器の大剣を竜巻のように回転させ、自然の怒りを敵に思い
知らせる。それでも命中率は今一だが、せめて弾切れになることはない。」

海外版のキャラクターバイオでは、以下の通り。
"Not even the long war for CYBERTRON has robbed AIR RAID of the joy he takes in
simply hovering around, enjoying the scenery. He's a terrible gunner - distracted as he
is by the natural beauty of the world around him - but he makes up for it by filling
the air with flak, making it impossible for enemy aircraft to advance."

今回も、海外版に比べてプロフィールは詳細になり、新たに設定も盛り込まれています。
ラスト・シー(錆の海, Rust Sea, Sea of Rust)もプロフィールに出ていますね。
ラスト・シーは、サイバトロン星の地名で、ハイドラックス高原を囲む錆の海です。
日本国内での表記は始めてかもしれないくらい稀ですが、海外では結構メジャーな設定で、
色々な世界のTFの著作で出てきます。

また、武器はパーセプターが開発したことになっているのも面白いところですね。






ビークルモードでぐるっと。
国内版にはビークルモードとしか記載されていませんが、海外版では
Cybertronian mobile artillery、サイバトロン星の移動砲台となっていました。
移動砲台というモチーフは便利ですねw

元はショックウェーブなこともあって、移動砲台は避けられない感じはしますが、
TF開発者の幸さんのツイートによると、リデコ用パーツを開発する際に、ビークモードも大きく変更
することも検討していたとか。
その案は残念ながら、ボツになってしまったようですが非公式のビークルモードを幸さんご自身が
ツイートされています。



追加になった武器は当然、脱着可能ですので、一部のみを外して自分の好きな形にすることも
当然可能です。




ただ、脚の間の武器は外すと隙間が出来てしまうので、ほどほどにしておいたほうが良さげですw




全部外すとスッカスカですw

ちなみに、武器は今回も名前がないようで、説明書には武器Aと武器Bと記載されていました。
武器3つあるんですがw たぶん、脚の間に挟んでいるほうの武器は2つで1つなんでしょうね。
海外版では、SWORDS COMBINE INTO TRIPLE BLADE! とパッケージ裏に書かれていますが
コレも正式名ではないでしょうから、名称不明ということで。
せっかくパーセプターが開発した、という設定を加えたのだから、名前をつけておいてくれると
更に嬉しかったところなんですがw






海外版と比較。(右が海外版です。)
成型色や塗装の色が全然違うのがお分かりなるでしょうか。

それもその筈、海外版は元々、Fireflightとして発売される予定だったんですね。
ところが、おそらく商標関連で名称変更されて、FoC Air Raidとして発売されました。
(Kre-OのFireflightに相当する人も、Firestrikeという名前に変更されています。)

なので、海外版FoC Air Raidは、G1 エアーライダー(Air Raid)というよりも
G1ファイアーボルト(Fireflight)に近い色合いになっていて、国内版のTG-12 エアレイドは
G1 エアーライダー(Air Raid)をモチーフにした色になっているため、このように全然色が違う
結果になったわけです。

相変わらず、TFは国内と海外で名前やら元ネタやらがゴチャゴチャしてますねw




ちなみに、ウチのTG-12 エアレイドは、個体差によるものか、左右の肩がきっちり閉じません(写真左)。
海外版エアレイドや同型のショックウェーブたちは普通に閉じれるので、個体差の可能性が
高い気がします。


付属武器。
武器Aと武器Bですw


 海外版と武器を比較。
国内版はなんだかエネルゴンが光ってるかのような感じになっていますね。

さて、それではトランスフォーム!



まずは、ビークル後部の上にある武器を外します。
ビークル前部をガバっと左右に開き、後部の胴体部分を少し上に上げておきます。


脚部の間にあった武器を外し、上腿横にあるパネルをぐるっと回転して下腿に固定します。
爪先を90度曲げたら、脚部が完成。


主翼を180度後ろに回して、ビークル後部を左右に分割して腕を形成していきます。


立たせたら、ビークル後部に残っていた胸パーツを回転して、胴体とジョイント。
ジョイント時に、頭部がスプリングでピョコっと出てきます。
肩ブロックの内側のジョイントで胸を固定し、腕を伸ばして手首を出したら変形完了です。






エアレイド、ロボットモード。
G1エアーライダーは、背中側の黒い戦闘機部分と前面の白いロボット部分に分かれていたので、
黒い身体にゴールドや赤、ピンクはどちらかと言えばユニバースっぽくもありますね。



 武器を装備。合体前の武器は説明書やパッケージではこんな風に装備しています。


 武器合体。
まずは、右手を収納して、海外版FoC ショックウェーブのように銃を装着します。
この武器、当然ながらAM-29 ショックウェーブの左手にも装着できますので、
国内AM版のショックウェーブしか持ってない、という方にもオススメだったりしますw


 右手の銃に、長いブレードを装着。


このブレード、国内版エアレイドでは写真を撮り忘れてしまいましたが、
このように折り畳んで銃っぽく装備することも可能です。


さらに、剣のブレードを二股に分けて装着したらトリプルブレードな武器になります。
これを竜巻のように回転させるというんですから、なかなか豪快な攻撃方法ですw






ロボットモードで海外版と比較。


 顔は成型色の他にも塗装範囲が変わっています。
また、国内版は目が水色に塗装されていて、目の回りだけ集光ギミックで光るようになっています。



胴体も成型色、カラーリング、塗装パターンと全然違います。


腕は両者ともに、成型色で塗装なしの部分です。



脚も塗装パターンが違います。
もはや、全体的に違いすぎて完全に別人です。


 可動とか。


 首は1軸で横ロールのみです。
元になったショックウェーブも横ロールだけでしたね。
360度、とくに干渉もなく回転します。



肩は少し特殊な構造で、肩ブロックの途中で分割されて、縦のロール軸があります。
あとは上腕との接続軸の特殊な2軸構造です。

上下は360度、左右は110度くらいまで。
主翼とは干渉しますが、主翼を倒せるので特に可動には影響しません。



肘も少し特殊で、上腕側に軸関節、前腕側にボールジョイントがあります。
上腕側の軸は変形の都合でついているため、横への軸になります。
そのため軸を外側へ曲げれば180度、内側へ曲げれば140度くらい曲がりますが、
通常の腕の曲げ方ですと、上側の軸を活かせないため、100度くらいの可動になります。


手首は変形用の軸のみで、内側に収納途中な感じで曲げることが可能です。


股関節もボールジョイント。
前後の開脚は前が140度、後ろが130度くらい。
横への開脚は80度ぐらいずつ、160度可能です。


太股の下部にロール軸があり、360度回転可能。
膝は1軸で90度まで。
爪先を折り畳むことで、立て膝も可能です。

その爪先は、1軸で後ろに90度のみの可動になっています。
接地性は、かかとが大きいので、見た目よりは良いですが、そのかかとも歪な形状をしているため、
ポーズによっては難儀したりします。


そんなわけで、トランスフォーマー ジェネレーションズ TG-12 オートボット戦士 エアレイドの
レビューでした。

海外版とは全く違うカラーリングで、エアレイドっぽさがだいぶ上がりました。
黒がメインカラーなので、他のジェネレーションズと比べると塗装の豪華さはあまりありませんが、
元がショックウェーブなだけに出来は良いです。
非公式変形を開発者の方がつぶやいたり、なかなか妙な経歴の持ち主ですが、武器の合体も
あって遊んでいて楽しいアイテムですので、触ってみるのも良いかと思います。

それではまた。