2013年4月24日水曜日

トランスフォーマープライム ビーストハンターズ レーザーバック。


本日2つめのご紹介は、トランスフォーマープライム ビーストハンターズから、
デラックスクラス レーザーバックです。


こちらは、海外版のTransformers Prime Beast Hunters Deluxe Classのwave 1で
発売されたものになります。

日本でも6月22日に、頭部がリデコされたものがトランスフォーマーGo! G04 ガイドーラとして
発売される予定ですね。
また、海外でも頭部のリデコは無しで、黄色とオレンジに黒のストライプにリカラーされたものが
Vertebreakとしてwave 4で発売される予定です。


それでは続きからどうぞ。


まずはパッケージから。


ビーストハンターズ共通の仕様のブリスターケースですが、レーザーバックはドラゴンモードで
封入されていることもあって奥行きがあるので、ブリスター部分の奥行きも他に比べて大きいです。


武器の名前はToxic Strike Blaster。
毒の効果がありそうですね。


レーザーバックはランクとスキル以外結構高めですね。
パワータイプでも頭は悪くありません。


キャラクターバイオ。
"Chaotic PREDACON rebel whose only goal is to scour Earth clean of the AUTOBOTS!"

地球からオートボットを一掃することが目的のようで、rebel(反逆者)と記載されていますね。


"Fires 2 missiles!" と書いてありますが、ミサイルは2本付属しているわけではなく、
2つのミサイルが1つに纏めて成型されています。

あと、alt modeが、ビークルやビーストではなく、ドラゴンモードになっているのも
注目ポイントでしょうか。
ビーストハンターズのプレダコンは基本的にドラゴンに変形します。
ビーストの1形態としてのドラゴンというわけではないのに、タイトルはビーストハンターズ、と
相変わらずよく分からないことになってますねw
もしかしたら、これからドラゴンタイプ以外のビーストも出るのかも知れませんが。


レーザーバックにはTales of the BEAST HUNTERSの第3章の話が載っています。


また、武器のトキシックストライクブラスターの説明も。

"Disintegrates and destroys most armor."
"Double blast can melt massive targets in seconds."
"Acidic fumes can cause unprotected circuits to short out."

装甲は崩壊して破壊されるし数秒でデカい目標も溶けるし無防備な回路はショートするしで
便利そうな武器ですね。名前はtoxicですが毒というよりは強い酸のようです。


第3章。

"Even as he floated helpless in the darkness of the Hyperevolution Chamber,
LAZERBACK could hear what happened around him. He heard much of what
SHOCKWAVE said in his strange voice, and he knew before he emerged what
his plan would be. Now, freed from the chamber, he is no longer interested in
what the DECEPTICON scientist who cloned him has to say. LAZERBACK refuses to
serve under anyone, not an overload like MEGATRON, or a conqueror like PREDAKING.
Instead, he is determined to see chaos reign. Stealing a tracking device from the lab,
he blasts off hoping to see chaos made king by the destruction of two tyrants
who stand in his way."

レーザーバックがハイパーエボリューションチャンバー(超進化チャンバー。すごい培養装置
みたいなもんですかね)に無力に浮いてたら周りで何かが起きて、ショックウェーブが変な声で
言っていたことの多くを聞き、チャンバーから出る前に自分がこれからするべきことを分かっていたそうです。
そして解放されたあとはショックウェーブが何か言っているのも聞く耳持たず、メガトロンや
プレダキングに仕えることを良しとせず、混沌に支配されるのを見ることを決意。
追跡装置をラボから盗んで、邪魔になる2人の破壊によって混沌を見ることを望んで出発したそうで。

rebel(反逆者)とキャラクターバイオに書かれるだけのことはありますね。
それにしても、変な声だと言われたり無視されたり逃げ出されたりとショックウェーブさんも散々ですねw

続きの第4章はホイルジャックの説明書に載っています。






レーザーバック、ドラゴンモード。

まぁドラゴンといってもいろいろありますが、嘴とかあることもあってあんまりドラゴンっぽくは
ないですねw
背中から尻尾にかけてはいかにもドラゴンっぽいんですが。やはり顔でしょうかw


そのお顔は、口が開閉可能で、牙がちゃんと並んでいます。
私の場合、クチバシと牙、両方あると、ドラゴンというより恐竜っぽさを感じてしまいますね。

世の中には毛がフサフサなドラゴンもいるので、コレもアリなんでしょうが、ドラゴンにはもう少し
爬虫類っぽくあって欲しかったり。
とか言いながらコレはコレで気に入ってたりするんですがw


首は前後に可動するのみです。
それも変形用の軸を利用しているので、下を向くとあまり見栄えが良くなかったり。


前脚は付け根がボールジョイントで、前後の可動の他、左右も50度くらい開きます。
肘は1軸で90度まで。足首は軸が横から生えたボールジョイントになっていて、前後にかなり動きます。



後ろ脚も付け根はボールジョイント。こちらは60度くらいまで開きます。
鳥脚になっていて、各部が独立可動。

ちなみに、鳥脚、というか鳥類も両生類、爬虫類、哺乳類も、脚は柱脚(ちゅうきゃく)、
軛脚(やっきゃく)、自脚(じきゃく)と分けるそうです。人間で言えば上腿、太腿から膝までの部分が
柱脚、膝から踵までの下腿の部分が軛脚、踵から先の足の部分が自脚だそうで。

いつも、四足のものの、踵から先の部分を何と呼べばいいか悩んでたんですが、これで解決...
しない、かなぁ。正確ではあってもあまり一般的な分け方じゃないので、自脚と言っても
普通分かりませんからねぇw

ともあれ、構造的に踵の部分は鳥脚でもやっぱり踵と呼ぶことが分かったので良かったかな、と。
その下の、構造的には中足骨と指の関節なんだけど役割的には踵な部分(レーザーバックで言うと黄色と紫のパーツの間)の関節は中足指節関節(MP関節)というらしいですが、これも一般的には
通じなさそうなので、何と呼べばいいやらw 指と足の甲の関節、ですかねぇw

と、脱線しましたが、とにかく各部が可動しますw
膝と踵はともに1軸の関節で、膝が90度弱、踵は30度くらい動きます。
指と足の甲の関節wはボールジョイントです。




トキシックストライクブラスターはドラゴンモードでも展開可能。
基部とブラスターのすぐ下に可動軸があり、ブラスター自体は5mm軸で繋っています。


2つの可動軸を使って、上下に可動します。


また、接続されている5mm軸で横に360度ロール可能です。


パッケージのところでちらっと説明しましたが、ミサイルは2本のように見えて、中で繋っていて
刺又のように二股に分かれています。
スプリングギミックで、ブラスター後ろ上部の黄色いスイッチを押すと発射できます。


それでは、トランスフォーム。


まず尻尾を外します。


前脚を胸ごとパカっと開き、開いた空洞に赤いヒンジを使ってドラゴン頭部を収納します。


写真を撮り忘れましたが、お腹の塗装されている部分は開閉できるので、大きさの割りには
すんなりと頭部は入ります。
ドラゴン頭部を収納したら、胸を閉めてドラゴン頭部側面とジョイントし固定します。


前腕からロボット時の手を出しつつ、ドラゴン時の前足を前腕の後ろに回し、手首を回転します。


写真の順番的に変ですが、ドラゴン時の黄色いツノを後ろに下げて、トキシックストライクブラスターを
頭の上まで持ってきます。左の写真はツノを後ろに下げ忘れていますねw
トキシックストライクブラスターは赤い外装を左右に開きます。


背中に開いた空洞に尻尾の残りを畳みます。


尻尾を畳むと、股関節の黄色いパーツが閉められるようになりますので、左右を連結。


左右の脚を伸ばしたら変形完了です。





 レーザーバック、ロボットモード。

上半身はがっちりしているわりに、下半身は逆関節でほっそりしていてギャップが結構いい感じに。
ビーストハンターズ特有のマーブル成型は、足首や膝、手首、ドラゴン前足、ブラスター前部に
使われている、紫色の部分です。混ざっているのが茶色のマーブルなので、あまり目立ちませんね。



目が小さくて細いですが、ちゃんと塗り分けされています。
大きな鼻やしゃくれ気味の顎も特徴的です。


胴体はドラゴン時の頭部と尻尾を上手いこと収納していますが、そのせいもあって
可動はありません。


ゴツい腕。この辺はあまりドラゴン時から印象は変わりませんね。


ドラゴン時は短く折り畳まれていた脚ですが、伸びてスラっとした感じに。
ちなみに、構造的に踵の部分、黒いパーツと黄色いパーツの軸は、変形時にしっかり固定されます。
その分、黄色い部分の途中で折れ曲がったりしていい感じの逆関節を保っています。


ドラゴン時の尻尾はテールウィップという武器として装備可能です。
玩具的には、単なる軟質素材の塊でとくに動かないのでムチとしては微妙ですが、
映像化されたらきっとウネウネ動くんだと思いますw

その辺は脳内補完でw


トキシックストライクブラスターも背中から外して手に装備可能です。
ミサイルの後ろの軸がちょっと邪魔で、腕に真っ直ぐは構えられないのが難点ですが、
少しずらせば普通に持てます。




頭部はボールジョイントです。
前後は上に45度くらい。下にはほぼ動きません。
左右は、顎が黄色いパーツに干渉するため360度は少し厳しいですが、実用範囲では十分回ります。


肩はボールジョイント。
ドラゴン時と同じく、上下に360度回転、左右に50度くらいまで上げられます。


上腕に360度のロール軸。
肘もドラゴン時と同じく、90度まで。


手首は横に360度回転します。
ウチのは左手だけ、回転させると若干外れやすかったり。
右手は大丈夫なので個体差でしょうね。


胴体は前述通り、可動無しです。
股関節はボールジョイント。
左右には20度ぐらいずつ合計40度ぐらいの開脚が精一杯です。
が、ちょっと反則気味ですが変形時に閉じた股関節の黄色い部分を開くことで、右の写真のように
左右60度ぐらいずつ、合計120度くらい開脚可能です。


前後の開脚は、腰が逆三角形をしていることもあって、脚の閉じ具合にもよりますが、
閉じた状態だと、前に60度ぐらい。後ろに80度ぐらいまで。
脚を少し広げると、90度以上上がります。広げ具合によっては回転も可能です。


膝は 110度くらい曲がります。
膝のすぐ上にロール軸があり、360度回転します。


足首は、前後可動に黄色い部分の軸可動と、ボールジョイントの2ヶ所を使えます。
と言っても、ボールジョイント部分は前後にはあまり動かず、主に軸部分で併せて100度くらい
曲げられます。
一応、後ろへの可動は黄色い部分をあまり曲げてない状態であれば、ボールジョイントを
主に使って曲げることも可能です。ボールジョイント単体で40度くらい曲げられます。

左右にはボールジョイントのみを使用。
外側内側ともに45度くらいまで曲げられます。


 あと、説明書やパッケージで特に触れていませんが、肩の赤い部分は上に上げることが可能です。

変形や可動に関係する部分でもないですし、TFが成型色での色分けのためだけにパーツ分割して
しかも軸可動するようにしておく、というのも考えずらいので、おそらく設計当初はロボット時に
上げるように考えられていたんじゃないかと。

説明書の変形手順やパッケージ写真で変形忘れ、というのはよくある話ですが、今回は説明書の
イラストでも閉じた状態になっているので、変形忘れとかではなく、単にボツになったけど
金型を変更するほどでも、ということでそのまま残ったんじゃないかなぁ、と個人的に思っています。

肩を上げてないほうが、全体的な丸いけど筋肉質っぽい感じが強調されて、統一感があるんじゃないかと。



でもコレはコレで格好良いと思いますし、肩アーマーを上げただけでシルエットが結構変わるので
気が向いたときに肩を上げてあげようと思いますw


そんなわけで、海外版トランスフォーマープライム ビーストハンターズ デラックスクラス
レーザーバックのレビューでした。

冒頭でも触れましたが、国内では6月22日にトランスフォーマーGo! G04 ガイドーラとして
頭部リデコ、メタリックグリーンっぽい色で発売が予定されています。
色は、宣材写真だと結構違って見えるのでちょっと違うかも知れませんがw

海外でも、デラックスクラスのwave 4で、虎っぽい格好良いカラーリングになって
Vertebreakとして発売予定です。

3つ揃えると、赤、青(緑)、黄と揃いますので、国内版まで様子見している方も
検討してみては如何でしょうかw

それではまた。