2013年4月2日火曜日

トランスフォーマー アンコール 23 フォートレス・マキシマス。


本日のご紹介は、トランスフォーマー アンコール 23 ヘッドマスター総司令官 フォートレス・マキシマスです。


1987年放送のトランスフォーマー ザ☆ヘッドマスターズで総司令官を務めた
フォートレス・マキシマスが、26年の月日を経て、2013年3月30日に復刻されました。

トイの全高が55cmという他に類を見ない大きさですが、当時飛ぶように売れてTF玩具史上最大の
売上を誇ったとかいうインタビュー記事が、確かミリオン出版の「トランスフォーマー ジェネレーションズ」の
どこかに書かれてあったような、なかったようなそんな記憶がw
(出すの面倒で確認してませんw)

その後も、グランドマキシマス、ブレイブマシキマスとリカラーアイテムが出ていたりします。
その辺も含めて、既に比較などもしているレビューがありますので、ウチでは簡単に。


それでは続きからどうぞ。


まずはパッケージから。


今回はamazonで購入したのですが、こんな感じで梱包されていました。

いつもはこれでもかとばかりにフィルムで包装してくれるamazonさんですが、今回の梱包材は
これだけ。しかも丁度その角には落とした跡があり、商品の箱にも若干ダメージがありましたが、
まぁ私はあんまり綺麗にパッケージを保管するタイプではないので、特に問題ありませんw

むしろこのサイズと重量(59.5x40x22.5cm, 4.8kg)の物を落としたにも関わらず、中身に影響が
出ていないことが凄かったり。





私は当時品を持っていませんが、TF開発者の幸さんが、新旧のパッケージを並べてくれています




裏側の当時のパッケージイラストも大迫力ですね。


読んでて意外だったのが、注意の上から2番目と、対象年齢。
対象年齢15才以上とは...w さすがにデカいだけのことはありますねw

当時品の対象年齢が何才なのかが気になります。

(4/3追記): どうやら、アンコールはどれも対象年齢が15才以上になっているみたいですね。
気付いていませんでした。すみません。
それはそれとして、当時品の対象年齢も気になっていますが。
グランドマキシマスの対象年齢が4〜7才のようなので、前年発売のフォートレス・マキシマスも
4〜7才なのかも知れませんが、調べた範囲では分かりませんでした。

(6/24追記): 匿名の方より、コメント欄で頂いた情報によると当時の物には
対象年齢の記載はなかったそうです。ご強力有難うございます。



箱を開けるとシールや説明書などが、発泡スチロールの中箱と別に入っています。
なぜか半分折れ曲がった状態で入っていました...。

このシールのシート、TF開発者の幸さんによると、シールを2つ折りに改良することで、
シールの損傷を減らす工夫をしているそうです。

せっかくの工夫も、中国の工場での入れ方が雑なせいで台無しになってしまっていて、残念です。


ウチのは更に残念なことに、この部分のシールが説明書に貼りついて折れて汚なくなっていました。
そのこともあって、今回は付属のシールを使わずにアニメ風ということにしていますw


発泡スチロールに入った玩具というのも久しぶりですねw
当時は基本発泡スチロールでしたねぇ...。今はほとんどPETになってしまいましたが。

さすがにPETではこの重さを支えられないでしょうし、発泡スチロールだったおかげで
倉庫だか配送中だかに落とした衝撃からも中身を守れたんだろうと思うと、発泡スチロール様々ですね。

この発泡スチロールの薄い板の蓋も懐しい感じがします。
ウチのは微妙に歪んでるのか、きちんと閉まりませんがw

お猫樣がこの蓋に興味津々でさっそく噛みたがってそうだったので、あまり確認せずにそそくさと
無理やり元の箱にしまってしまい、どこがどう歪んでるのかはよく分かりませんでしたが。


TF開発者の幸さんによると、発泡ブロックが減っているそうです。



説明書とシール全体。
説明書も当時品っぽい感じになっていますが、当時品持っていないので、違いは分かりませんw

シールは、全体の折れ曲がりは貼ってしまえば目立たなそうな感じで、きっちり折れ線が
ついちゃってる、というほどでもありませんでした。
ウチでは結局使っていないので何とも言えませんが、工場の入れ方次第なので当たり外れが
大きそうですねぇ...。


 当時品には無かったらしいカードも付属。

(4/3訂正): 当時品にもカードはあるそうです。
なるべく調べてレビューを書くようにしてはいるんですが...。何はともあれご指摘有難うございます。
間違った情報を書くのが嫌なので、間違っている部分はどんどん指摘して頂きたいです。
誤字脱字のレベルでも、お気付きの点があれば遠慮せず、ご指摘ください。


パッケージを見る限り、役職はヘッドマスター/ヘッドマスター総司令官が正しい表記なんですかね?
ヘッドマスターだけ書いてあったり、ヘッドマスター総司令官だけ書いてあったりで...w

フォートレス・マキシマスは中黒ありで統一されているんですが。
ふと気になって画像漁ってみたら、グランドマキシマスとブレイブマキシマスは中黒が付かないんですねぇ。
TFは本当にややこしい事が多いですなぁw


さて、最初は個人的に一番好きなマキシマスシティから。






 デカすぎていつも使ってるテーブルからはみ出してますw
付属のシールは使っていませんが、アニメ再現ということで1ヶ所、中央の司令塔に
サイバトロンマークのシールを貼っています。
使用したのは、reprolabesさんでシールを買うと必ず付いてくるおまけの一番大きいヤツです。



 カバヤのDXトランスフォーマーガム版のフォートレス・マキシマスと比較するとこんなに違いますw



ギミックもいろいろ仕込まれていて、こちら側にはタラップとシャッターが。
中にいろいろ入れられますが、ウチでは無くすと大変な付属の装甲車/グロメさんが普段入っています。


逆側もタラップが開きます。
ウチではこちら側には無くすと大変、装甲車/ガスケットさんを入れています。


中央にはレーダースコープ。下側の赤いディスクを回すとレーダースコープが回転します。
トランスフォーマー ザ・リバースではセレブロスさんが何故かマキシマスシティ小さい版に変形した
ときにレーダースコープが光りながら喋っていたのが印象的でしたw

ザ・リバースでは設定が固まっていなかったのか、実際にはフォートレスさんの立場が
セレブロスさんで、しかもセレブロス顔のフォートレス身体というデザインだったり、
スパイクがセレブロスさんの立場だったり、シティモードで宇宙を飛んだり戦艦モードと
逆の使い方だったり、フォートレス・マキシマス時のデザインがアレだったりと、
いろいろ突っ込み所が満載なので何度見ても飽きないですねw

2012年に発売された「戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー2010 DVD-SET」には
2001年発売のDVD-BOXに特典として入っていた吹替版ザ・リバースが入っていないので、
吹替版を未視聴な私としてはとても残念でした。

発売元が違うので、権利関係とかなんでしょうかねぇ。



左右にはカタパルトが。赤い部分が写真くらいまで手動で前後に動くので、慣性で発進させます。
片側だけ格納庫のようなフードが付いているので、左右非対称になっているのが気に入ってます。


司令塔の下にはエレベータートンネルが。司令塔後ろにあるクランクを回すと、中央カタパルトが
上下します。トンネルと言うだけあって左右どちらからもパネルが開けます。


エレベーターを上まで上げると、中央カタパルトがこの位置に。
カーランチャーのギミックで、このままカタパルト脇にある赤いボタンを押すとカタパルトが傾いて
車が発車できます。


ということで、ミニボットなどの小さい車を絡ませると楽しい感じのマキシマスシティなんですが、
車と絡めた写真は既にいろいろあるでしょうからウチではクレオンたちでわいわいと。

ヘッドマスターには時期的に関係ない人が多いですが、この時期に生きてて絡められる人が
少なかったので、細かいことは気にせず、ということでw

基地遊びはTF開発者の幸さんの販促写真が圧巻でした。多種多様なTFをこれでもかと。
これ写ってるTF全部分かる人...もいるんでしょうねぇ。私はまだまだなので分からないのもチラホラ。






 続いて戦艦マキシマス。
左右のカタパルトを畳んだかわりに、脚部分を思いっきり伸ばした形になるので
マキシマスシティ以上に場所を取りますw
いつも見切れてるプチプチ以外にもダンボールやらMP音波の箱やら見えてますねw

大きさは88x39x30.5cmだそうです。

こうして見ると、武器がほとんど出せないマキシマスシティでスコルポノックと砲撃戦をするよりは
戦艦マキシマスの状態で地上で砲撃戦をしていたほうが自然だったりもしますが、だとしても
シティで空飛ぶのはやっぱり変だなぁ、とw

ザ☆ヘッドマスターズでは、普段はこの形態で宇宙を漂ってました。
用の無い時はどこか決まったところに停泊というかシティモードで居てくれたほうが、
他の人からすると所在が決まってて安心だと思うんですが、きっと根っからの船乗りなんでしょうね。
元は科学者だったりしますがw

組織運営で考えると、総司令官なんて一番上がフラフラと居場所が定まっていないなんて
どうかと思いますが、そもそもサイバトロン/Autobotsの司令官にフラフラしてない人なんて
居ない気がしましたw 最前線大好きですもんねぇ。

幸さんによると、BWネオでの同型艦のゲスト出演が復刻への第一歩だったとか。

ビーストウォーズネオの放送が1999年、ブレイブマキシマスの発売が2000年と、
非常に近い時期になっています。
リカラーであるブレイブマキシマスではなく、当時のフォートレス・マキシマスを、ということ
なんでしょうかね?

また、BWネオの終盤はマキシマス艦隊が全艦ロボットモードになることも構想にあったそうです。
おそらく、32〜33話の艦隊が集結したところのお話だと思いますが、実際のBWネオでは
マキシマス型の旗艦が1隻であとは大小様々な艦艇の集合になっていました。
それでも結構な迫力でしたが、マキシマス型が複数並んでいてロボットモードになったら
凄い迫力だったでしょうねぇ。
...でも話の流れで負け確定してるでしょうから、マキシマス型が大量にやられるのは見たくないかもw



ちなみに、DXトランスフォーマーガム版と比べるとこんな感じ。タグボートみたいですね。


クレオンたちと。
パネルが出入口みたいな雰囲気になって、こちらもいい感じに遊べますね。



続いて、ロボットモード。と行きたいところですが、フォートレス・マキシマスはヘッドマスターですので、
ヘッドオンしていかないとね、ということでまずはセレブロスから。





背景にフォートレス・マキシマスの脚を写してみましたが、セレブロスがやたら小さく見えますねw


実は、フォートレス・マキシマスが大きいだけで、セレブロスは小さくないよ! という訳でもなく、
クレオンと同サイズで結構小さいですw
セレブロスさんは腹筋が割れているのが妙に艶かしいですね。



セレブロス、ヘッドモード。
トランスフォームするとこんな感じの頭になります。


セレブロスさんの頭部が首部分に来ています。


その頭部を、このフォートレスのボディにヘッドオンします。
胸には、ヘッドマスター特有の能力値のデータが。


フォートレスのボディの頭部との合体部分には、バネが仕込まれている能力値のスイッチと、
セレブロスの頭部だった首をがっちり挟み込むジョイントがあります。

フォートレスの場合、全ての能力値が最大なので分かりずらいですが、頭部の3枚のタブで
黒いスイッチを押し込んだ長さによって、能力値が決まります。


半分くらいまで挿し込んだのが左、全部差し込んだのが右です。




フォートレス、ロボットモード。
ちなみに、フォートレスの胸のサイバトロンマークも付属のシールではなく、reprolabelsの
おまけです。


フォートレスには、武器としてミニレーザーライフルと、フォートレス用のマスターソードが付いてます。
ザ☆ヘッドマスターズでは、このマスターソードを抜かないとフォートレス・マキシマスに
なれないんですよね。それも力となんやらかんやらがバランス取れないとうんたらかんたらと
やたら面倒な設定になっているせいか、第13話まで抜きませんでした。


大きさ的には、これくらいです。
フォートレスとフォートレス・マキシマスの頭部デザインはやたら似ています。



フォートレス、ヘッドモード。
こちらでもフォートレスの頭部分が首に。
そのおかげで、このままセレブロスをロボットモードにすると、やたら頭がでかいロボットが出来上がります。

目には当時品同様にシールも付属していますが、最初から塗装がしてあります。



そしてフォートレス・マキシマスのボディにヘッドオン。
あ、さきほどからボディ、ボディと呼んでいますが、正確にはトランステクターと言います。

(今更ですが)トランステクター側には、セレブロスな首部分も収納できる穴が開いているので、
説明書通りにセレブロス無しでヘッドオンすることも出来れば、アニメ同様にセレブロスが
フォートレスにヘッドオンしたまま、フォートレス・マキシマスにヘッドオンも可能です。(ヤヤコシイ)





 で、やっとこさフォートレス・マキシマスのロボットモードです。
お腹の青い部分にはアニメっぽくサイバトロンマークを貼っていますが、これも付属のシールではなく
reprolabelsのオマケです。

それにしてもデカいです。存在感がモノ凄いので立ってるだけで満足できちゃいます。
可動とかそんな怖いものは要りませんw
下手に可動ヶ所を増やして安定性が減ると、ちょっとバランスを崩しただけで転倒するように
なってしまい、非常に危険です。
特にこの方の場合、全高55cm、約5kgですから、倒れるだけで立派な凶器になります。

と言っても実際のところは、変形の都合で結構可動します。
膝が前後に曲がって肩が左右に開けば言うことない感じではありますが、股関節なんてこの時期で
前後左右の2軸式ですからね。凄いです。

でも、ここで下手に膝の前後も追加して、脚が可動するように作ると絶対、この大きさでも
ポーズつけて飾っておく人が出ると思いますので、玩具的な安全さを考えると付けられない可動
なのかも知れませんね。
本当に、倒れただけで怪我をしますので。
玩具界でのフェイルセーフやフールプルーフな設計なのだと思います。

ちなみに、ここでは写真をテーブルの上に置いて撮っていますが、
普段飾っておくような時にこういった不安定で高い場所に置くのはやめておいたほうがいいです。
自分で写真を撮っておいて何ですがw 本当に、気を抜いてるときに服とかに引掛って落ちると
危険ですので。





 フォートレス・マキシマス用のマスターソードと、光子ライフルを装備してぐるっと。

マスターソードは、3つに再分割できます。これも当時品からの仕様変更部分です。
当時品は分解できずに収納に苦労したようです。

と、何度も申しますが、特にこんな剣を斜めに突き出したような飾り方は危険ですので
絶対やめましょうねw


頭部。
首は構造が構造ですので、全く動きません。


キャノン砲が展開できます。


前腕にダブルレーザー、手の甲にレーザー。


 脛と左足のコマンドセンターにもダブルレーザーがあります。

と、色々な武装も展開できるんですが各部の名称は説明書の変形手順から。


ここでカードをもう一回見てみると、武器にソード、ツイン自動マシンガン、レーザー砲(2門)、レーザー宇宙銃、光子ライフル、とあるんですが、ソードと光子ライフル、レーザー宇宙銃はいいとして、
ツイン自動マシンガンとレーザー砲(2門)ってどれのことなのやら...w

あ、レーザー宇宙銃は、マキシマスシティと戦艦マキシマスのときに司令塔(艦橋)にくっついていた、
青い2連装のヤツです。フォートレス・マキシマスの形態では余剰になってしまっています。



他のギミックとして、左胸のコントロールセンターはクリアパーツのハッチが開き、中にいろいろ
入れられます。
トランスフォーマー カーロボットの劇中でもブラックコンボイがブレイブマキシマスのこの部分に
乗り込んだりしていましたね。


DXトランスフォーマーガム版と比べるとこれくらい。
こうして比べると、ガム版は顔やバランス、ディティールなどがアニメに近付けてあるのが分かりますね。


当然、フォートレス・マキシマスの状態でも平面がいろいろある上にとても安定しているので、
いろんなところにディスプレイできたりw


あと、すっかり忘れるところだったグロメとガスケットのご紹介もサクっと。






装甲車/グロメ。
シールを貼ってないとあんまり装甲車に見えないですねw コロ走行が可能です。





装甲車/ガスケット。
こちらはシールを貼っていなくても、とりあえず車には見えますw
グロメとガスケットは、名前を覚えていてもどっちがどっちだかすぐ忘れちゃいます。


 青いのはレーザーアーム。と言うことで腕です。
レーザーアームを外して立たせると、ガスケットさんがロボットの上半身なのが分かりやすいですね。


ということで、下半身なグロメさんと合体すると、アタックロボ コグになります。




実に潔いパーツ構成の合体ロボですw
ちなみにグロメとガスケットは、フォートレス・マキシマスの爪先にも収納できます。


顔は誰かに似ているようで誰とも被っていない、素敵デザインです。


コグ用にレーザーが付属します。
とても失くしやすそうな感じがしますが、分離したときもガスケットのレーザーアームに取り敢えず
持たせておけば対策になるかも知れませんねw


そんなわけで、トランスフォーマー アンコール 23 ヘッドマスター/ヘッドマスター総司令官
フォートレス・マキシマスのレビューでした。

とにかくデカいです。復刻に漕ぎ着けるのが大変だっただけあります。
その重量を支えるために、可動も限られていれば、可動自体がとても固く作ってあったりするので、
遊ぶのも大変だったりしますが、その存在感と、小さいTFと絡めたときのプレイバリューの高さは
筆舌に尽くし難いものがあります。

生産量もあまり多くはないようで、amazonなんかは予約分だけで終了してしまったみたいですが、
マーケットプレイスからはまだ割引で残っていますし、ヨドバシもコレを書いている時点で店舗に
在庫があるのが、仙台と郡山だけになっていますね。

今回を逃すと、さすがにこれ以上の復刻は難しそうですので(金型の耐久的にも)
悩んでいるようであれば今のうちに、と言いたいところですが置き場所の問題は
入手前になんとかしたほうが良さそうですw


それではまた。