2013年4月7日日曜日

クレオ トランスフォーマー ローターレイジ。

本日3つめのご紹介は、クレオ(Kre-O) トランスフォーマーから、ローターレイジです。


ローターレイジと言われても何のこっちゃ分かりませんが、
ようするにボルテックス(ボルター/VORTEX)と他のセットですね。

こちらも、3月20日からトイザらスで先行販売されているアイテムで、
既に海外で発売されているKre-OのRoter rageのセットそのままでの発売になります。
定価は2940円と海外での定価$24.99と比べるとちょっとお高め。
オプティマスとバンブルビーがお試し価格なこともあって、価格差はありますが
その分、ボリュームのある内容になっています。


それでは続きからどうぞ。


まずはパッケージから。




パッケージからも分かるように、この商品はボルテックスとクレオン(ミニフィグ)3体、
四輪バギー(ATV: All Terrain Vehicle, 全地形用車両)が入っています。


オプティマス、バンブルビーは対象年齢6歳以上でしたが、こちらは7歳以上になってますね。
ローターレイジは全217ピースと、オプティマス90ピース、バンブルビー75ピースに比べると
だいぶ増えてますからねぇ。


ではさっそくクレオンたちから。





ボルテックスさん。
単体で発売されていますが、Kre-O Transformers micro-changers combiners
Decepticon Bruticus Setにもきっちり入っています。ブルーティカスセットでいないのは
ブレストオフ(Blast Off)さん。
ブルーティカスセットとはクレオンの仕様も違いますが、比較写真を撮り忘れてしまったので
そのうちにブルーティカスセットをレビューするときにでも...w


ボディはクリアパープルと胴体の模様が印刷されたものの2種類付いてきます。

ウチのは、印刷されたほうの成型が微妙で、右肩と首がプラプラでマトモに保持できませんが、
クリアパープルのほうは大丈夫なので基本的にコチラですw


胴体の印刷や成型色から、コチラはFall of Cybertron仕様だと分かります。
コンセプトアートによく似ています。

ブルーティカスセットのがG1仕様ですね。


ちなみにヘルメットの中にはニヒルな感じの口がプリントされているんですが、
ウチのはヘルメットがガッチリ嵌まって全く取れそうにないので、説明書の写真でお茶を濁しますw

こういう、緩すぎたりキツすぎたりするところがレゴとの価格差に繋ってるんでしょうねぇ。
あ、あと成型材のコスト。レゴと違ってクレオンの手首あたりはすぐ白化しますw




コチラがクリアパーツのボディを付けたところ。



あと2体のクレオンはさくっとw
左がCommandoで、右がATV Driverです。
何か元ネタがありそうな気もしないでもないですが、よく分かりませんでした。


どちらもバイザーや暗視ゴーグルが上げられます。


武器はアサルトライフルと、MGL140のようなリボルバー式グレネードランチャーのようなもの。
実に物騒な感じがして良いですw

続いてATV。





 これまた物騒で良いですねw

タイヤがゴム製でコロ走行可能なのと、ハンドルが前後に調整可能、後部の機銃が
ボールジョイントで動きます。

フェンダー部分の黒いラインはシールです。



ATVドライバーを乗せるとこんな感じに。
さすがに単機でヘリと、しかもTF相手にやり合うのはキツそうですね。


乗るときは立って乗ります。
足裏がちょうど嵌まるのでしっかり固定されます。



 もちろん、TFのクレオンだって乗れます。
ただ、いかにもな地球製ビークルに乗ってるTFというのも、何だか不思議な感じではありますがw


続いて、本体のボルテックスさん。





ビークルモードはヘリコプター。
配色はだいぶエキセントリックな感じになっていますが、形はG1のトイの特徴と
変形モチーフである、カマンSH-2シースプライト(SH-2Gスーパーシースプライト)の特徴を
合わせたような感じが出ています。気のせいかも知れません。

てきとーに攻撃ヘリをでっち上げたらこうなっただけ、みたいな感じも出ていますw
とくに着陸脚あたり、G1トイもシースプライトもタイヤなので、テキトー感がありますが、
タイヤだとバランス取りずらいでしょうし、止むを得ないですね。




G1トイっぽい機銃。
根元がボールジョイントで動きます。


てきとーっぽいミサイルランチャー。
コチラも根元がボールジョイントです。



造形的にはてきとーっぽいですが、機能はしっかりしていて、ちゃんとミサイルを発射できます。
グレーの上部分を後ろに倒すと、テコの原理で赤いミサイル根元が押し出され、グレーの一番下の
部分でミサイルを挟んでいた力を越えると一気に飛び出します。


左側には、とくにどこにも繋っていない不思議なフックがあります。
パッケージイラストでは何だかいい感じの長さに調整された上で、機体から生えてるんですが。


ローターで見えずらいですが、上部にはディセプティコンインシグニアがあります。
オプティマスやバンブルビーと違ってシールではないので、このパーツだけ欲しいという人も
いるのではw



操縦席に乗り込むには、横の穴からはさすがに入れられず、上をパカっと外す必要があります。
中には操縦桿やらイスやらソレっぽい感じになっています。


クレオンのほうのボルテックスさんを乗せてみると、残念ながら閉りません。


後ろのポッチにパーツを嵌めるのですが、どう見ても頭がその高さよりも飛び出ています。
立ってるから、というのもありますが、座っても無理です。



コマンドーはきちんと乗れます。
こちらも、立った状態では無理なので座って乗ります。
操縦桿は実際には握れないので、添えて雰囲気だけw


きちんと閉ります。


ちなみに他のクレオンも、頭部が出張っているものは乗り込めませんので、
結構限定される感じです。



ちなみにビークルモードでの余剰パーツはこれだけあります。
ちょっと引くくらいありますね...。


続いて一旦バラバラにして、ロボットモード。
再利用できる組み立て部分はないので、本当に全部バラバラにします。




ボルテックス、ロボットモード。
やはり、FoCにちらっとG1を混ぜたような感じですね。
配色や各部のデザインはFoC、背中のローターや、腕(逆ですが)のテイルローターはG1から、
といったところでしょうか。

さすがに大きくなったこともあって、各部の関節もあり全体のバランスも良くなっています。




頭部もG1ともFoCとも違う感じですが、結構雰囲気は出ていますね。
オプティマスやバンブルビーよりも、頭が大きくなったので可動も増え、
若干傾けられるようになりました。


肩は前後には360度振れます。
左右には90度まで。


肘は少し独特で、ボールジョイントの切り欠きの向きの関係で、そのままでは30度くらいまでしか
曲がりませんが、捻ると110度くらいまで曲がります。


手首はありませんが、 手に見立てられた、ツメ2本とパネルが可動します。


股関節はボールジョイント。
左右は90度ずつ、180度まで開脚可能で、前後は胴体の形もあって多少胴体避けながらで
あれば、前後とも130度ぐらいずつ、260度ほど開脚できます。


膝も90度曲げられ、 脚の上下のバランスが良いので立て膝も余裕です。


足首も良く動き、前に50度、後ろに90度。
横にも30度ぐらいずつ、合計60度ほど動きます。


ということで、上半身は普通くらいですが、下半身は非常に良く動きますね。
バンブルビーとオプティマスも、股関節の生えてる向きを90度変えて、膝関節を追加すれば
同じくらい下半身が動くようになるはずですので、いろいろ混ぜて遊ぶのにも良さそうです。



ロボットモードでの余剰パーツは、これくらい出ます。
こちらも、もうちょっとどうにかならないのか、と思うくらい余剰出ますねぇ。
てきとーに組み立てて武器を作るのも良さそうですが。



さて、ここまで触れてきませんでしたが、このローターレイジ、海外ではQuest for Energonの
シリーズで発売されたものですので、パーツを集めて作るエネルゴン武器の一部が付いてきます。

シリーズ7つのうち、日本で発売されたのが4つだけですので国内版だけで全部集まるわけもなく、
日本語の説明では補足シートでもWebサイトでも全力でスルーしているので、海外版を
知らないと意味不明なパーツですが、まぁ下手に削除されるよりマシということでw


そんなわけで、クレオ トランスフォーマー ローターレイジのレビューでした。

やはり、Kre-Oはクレオンがあってナンボですね。
Hasbroも完全にKreonsのmicro-changersにシフトしちゃってますし、お試しの先行販売
とは言え、何故今更クレオン単体売りではなく、ブロックのセットを?な感じはしますが、
そこはそれとして、このローターレイジのセットはブロック玩具としてのKre-Oを遊ぶという意味では
値段もそこそこなほうですし結構良いセットだと思います。
ATVも、クリフジャンパー(Decepticon Ambush)やバリケード(Cycle chase)がビークルに
乗ってることを考えればTFが乗っててもKre-Oの世界観なら問題ないですし。
(と言うかほぼクリフが乗ってるヤツの色違いですしw)

ただ問題は、安かろう悪かろうのKre-Oで、そんなにお値段が安いわけでもない、という
ところでしょうか。いや、同じボリュームのレゴに比べたら十分お安いんですが、あまりお得感が...。
ということで、コレもあまり強くオススメはできないかなぁ、といったところです。

それではまた。